ローカル変数とグローバル変数の違い

変数は、メモリ位置に付けられた名前です。プログラム全体でそのメモリ位置に格納されている値を操作するために使用できます。 Cなどのプログラミング言語には、ローカル変数とグローバル変数の2種類の変数があります。ローカル変数は関数内で宣言されており、その関数からのみアクセスできます。一方、グローバル変数はプログラム内の関数の外部で宣言されます。プログラム全体のどのステートメントからでもアクセスできます。

グローバル変数、ローカル変数、メモリ位置

ローカル変数とは

関数またはメソッドは、特定のタスクを実行する一連の命令です。ローカル変数は、関数内で宣言された変数です。その特定の機能内でのみアクセスできます。同じプログラムの他の関数は、その変数にアクセスできません。他の関数からローカル変数を評価すると、エラーが発生します。

プログラムの実行はmainメソッドから始まります。 mainメソッドが関数を呼び出すと、制御はmainメソッドからその関数に渡されます。ローカル変数は、関数が実行されるまで存在します。その関数の実行が完了すると、制御はmainメソッドに戻されます。したがって、ローカル変数は関数が実行されるまでのみ存在します。関数の実行が終了すると、ローカル変数は破棄されます。

図1：ローカル変数

上記のプログラムでは、「a」と「b」の値がcalculate_area関数に渡されます。その関数内にareaという新しい変数が作成されます。この変数はローカル変数です。その関数内でのみアクセスできます。 mainメソッド内ではアクセスできません。

グローバル変数とは

グローバル変数は、プログラム内のすべての関数の外部で宣言される変数です。 1つのプログラムに複数の機能が含まれる場合があります。これらの関数はすべて、これらのグローバル変数にアクセスできます。したがって、値は他の関数によって変更される可能性があるため、グローバル変数はあまり安全ではありません。グローバル変数は、プログラム全体の実行が完了するまで存在します。

グローバル変数は、複数の関数が同じデータを操作する場合に役立ちます。一方、グローバル変数の値は変更される可能性があるため、信頼性がありません。

図2：グローバル変数

上記のプログラムでは、「a」と「b」はグローバル変数です。したがって、これらの変数は、sum関数とincrement_values関数内でアクセスできます。 sum関数は、aとbの合計を出力します。 incremental_values関数は、「a」と「b」の値を1ずつインクリメントします。mainメソッドで「a」と「b」の値を出力すると、インクリメントされた値が出力されます。したがって、グローバル変数には、プログラム内のすべての関数からアクセスできます。